
今回申し込んだツアーのガイドさんは、戦場跡地をベースにしながらも観光名所なる場所にも案内してくれ、とてもバランスのとれたツアーになりました。
あ、先に言っておくと、初めてテニアン島に行く人は絶対にガイドをつけることをオススメします。
というのも、レンタカー借りて自分でいろんなスポット探して、、、ってやっていたら、多分、迷います。
googlemapやナビがあるからいいかもしれませんが、wifiがつながらなくなったら?ナビが古くて使い物にならなかったら?
しかも、全て舗装された道なわけではなく、道無き道を進んでようやくたどり着くスポットもあるわけで、そうなるともはや自分がどこにいるのかわからなくなります。
しかも、あんまり他の車とすれ違いません。
真夏の炎天下で飲み物もなく、迷ってしまったら?
車がエンストして立ち往生してしまったら?
冗談抜きで生死に関わる問題なので、ぜひガイドさんをつけましょう。
さて、通信所跡地を見たあとそのまま草の生い茂る道を進むと、

鳥居が現れます。
南の島に日本の鳥居。

昭和十一年。って書いてあります。
鳥居をくぐって奥に進むと、

きっとこの奥が祭壇が何かだったんでしょう。
当時のことを回想しながらここに立つと、厳かな気持ちになるのは自分だけでしょうか。
その脇にはこんなものもありました。

日本家屋の跡。
沖縄建築らしいです。
当時、テニアンに移住したのは沖縄の人たちが多かったそうです。
その次に向かったのが、ここ。

有名な潮吹きの岩。
本当にしたから潮が吹き上がります!
音もあって割と迫力ありますよ。
と、駐車場からこの岩場に行く途中にこんなところを通ります。

この柵、何を意味しているかわかりますか?
これより向こう側はまだ地雷除去が終わってないエリアらしいです。
なので、戦後70年以上が経っているのに今だに入ることができないエリアだそうです。
さて、次は今回自分が最も行きたかった場所。
それがこちら。

原爆を積んだ飛行場跡地。
このピラミッドみたいな屋根は保存のために作られたもので、実際はここに穴が掘ってあります。
そして、この穴の中に原爆を保管しておいたそうです。


こんな感じで。
これはリトルボーイ。
広島に落とした原爆ですね。

こちらはファットマン。
長崎に落とした原爆ですね。


70数年前、ここから原爆を積んだエノラゲイが日本に向かって飛び立ったのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
今我々日本人がこの地を訪れたからと言って何か起こるわけでもないし変わるわけでもないですが、この地を訪れるということは、悲惨な過去を我々が決して忘れないようにするためにも、必要なことではないかと思いました。