先日訪れた伊予西条駅。
人が少ない割にビジネスホテルの数がやたらと多いのが気になり、少しの空き時間にあたりを散策することに。
そこでレトロ日本、DEEP日本の好きな自分にはたまらない場所に出会いました。
それがここ。
伊予西条アーケード商店街。
中に入ってみると、ほぼシャッター街。
というよりも、趣が当時のまま、それぞれのお店の門構えがだいぶ古く、しかもそのまま残っていました。
よくここまで古い状態で残っていたと感心しました。
と同時に、私以外人が誰も通っていなかったので、この風景をじっくりと独り占めできたことが最高でした。
小学生の頃は、私の地元にもこういう靴屋さんがありました。
見たことない建物がしかも当時のまま残っていたので私にとってはたまらないエリアでした。
懐かしい趣の商店がずらずら並んでいました。
看板は時代を感じさせてくれます。
田舎の商店のあるある。キャラクターに自社商品着せるやつ。人っ子一人いないアーケード街でこれ見つけた時はちょっと怖かったです。
家の作りはこうなっていました。とにかく古い。表の看板と裏の家の作りのギャップがまた興味深い。
このお店はやってました。地元の知り合いが2、3人集まってお酒飲んで談笑していました。
この眼科だけ少し周りと作りが違いました。やはり当時からお医者さんは周りとは一線を画していたんでしょうか。
アーケードを進んで行くと新しいマンションが建っていました。この新旧が混在している様子も不思議な雰囲気を出していました。
このアーケード街のシャッターには時々こういった絵が描かれていました。
レコード、テープというところがたまらないですね。
「パーラー」というのが昭和を感じさせます。
伊予市って秋川雅史さんの出身地のようで、街あげて応援している感じがありました。
このアーケード街ですが、通りを挟むと再開発エリアになっていました。
先ほどの町並みとは打って変わって、今風のおしゃれな商店街です。
しかしテナントはやはり厳しいようですね。まあ人が本当に歩いてないですから。
カーブスやおしゃれな入り口のお店があるんですが、人がいない。。。
古いアーケード街と駅前の数多くのビジネスホテル。
これらから、その昔この地域も非常に賑わっていたんだろうということが想像されました。
ここには載せていませんが、少し入った路地にはスナックや小さな居酒屋が点在しており、出張で訪れたビジネスマンや地元の工場で働いていた従業員がこのエリアで遊んでいたんだろうと、思いを馳せることができました。
しかし、時代と共に街から人が消え、商店街が寂しくなり、ついにはシャッター街になるという、地方都市の寂しい現状がここにもありました。
しかし、私個人としては当時のまま残っていたこれらが非常に刺激的で大満足できました。